放射線技術科は9名の技師と、2名の受付係、7名の看護師 (内視鏡兼務)で、日々業務にいそしんでいます。我々のモット-は、“患者さんを1分1秒お待たせしない努力をする”ことです。その対策としてすべてフィルムレスでの運用をしており、患者さんを お待たせする時間の短縮につながっています。
放射線技術科では数多くの特殊な装置を使用して患者さんの撮影・治療を行います。その装置の一部をご紹介します。
エレクタ社製のSynergy Platformが稼働しています 。
現在、がんの治療には外科的療法、化学療法、放射線療法等があり、がんの種類や大きさ、病期により、治療方法が決定されます。放射線療法で使用されるのが、このリニアック(直線加速装置)と呼ばれる装置です。この装置では体外的に放射線を照射し治療していきます。
東芝メディカル社製1 .5テスラMRI装置です。以前 の装置に比べトンネルが広く、検査中の音も大分小さくなりました。MRI装置は磁気の力と電波を利用してあらゆる断面の画像を作る事ができます。X線を使用しないため放射線被ばくはありません。但し、強力な磁場の中での検査となりますので様々な制限があり、体内にペースメーカーや手術にて金属等が入っている場合には検査ができない場合がありますのでご注意ください 。
東芝メディカル社製80列CT装置です。このCT装置は、広範囲の部位を高速かつ0.5mmの高分解能での撮影が可能です。多列化により従来の装置より高速撮影が可能ですので、息を止める時間が短縮され、結果的には検査時間の短縮に繋がります。また、撮影・後処理までを管理する様々な線量低減技術を搭載していますので高画質はそのままで、従来のCT装置より被ばく線量の低減を実現しています。また、装置自体(ガントリー部分)がコンパクトにも拘わらず、スキャン部分は大口径ですので威圧感、圧迫感がなく安心して検査が受けられます。
第2CT室にある東芝メディカル社製16列CT装置です。全身どの部位も撮影できます。また、色々な断面の画像を作成する事も可能で、3D画像や造影剤を使用して血管画像等も作成する事もできます。放射線治療計画はこの装置で行います。
この装置は様々な検査に対応可能です。当院では主に血管造影検査(塞栓術、動注ポート増設等)、内視鏡検査(胆管ステント挿入等)に使用しています。
3Dマンモグラフィ 装置を新しく導入しました。
この装置は、日本乳がん検診精度管理中央機構の”マンモグラフィ検診施設画像認定“を取得しています。
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師は3名がおり、マンモグラフィ撮影はすべて女性技師で対応しています。
■ 2Dマンモグラフィと3Dマンモグラフィの、撮影画像イメージ
GE社製骨密度測定装置です。骨の強度の重要な要因である骨量を測定することで骨粗鬆症の診断や骨折の危険性の評価が可能です。当院では、DEXA法で測定しています。
現在、最も信頼性の高い腰椎の測定のほかに骨折のリスクが高い大腿骨頸部の測定も実施しています。
各検査の詳細は下記をご覧ください。
放射線治療についての詳細は下記をご覧ください。