患者さんよりご寄付をいただき、サンプルセンターを建設しましたのでご紹介いたします。
患者さんの手術材料から余剰検体を適切に処理し、得られた臨床医学情報を基に臨床医学研究を推進させます。
サンプルセンターでは、患者さんのご同意のもと、個人情報の徹底した管理を行います。
余剰検体は、セキュリティ対策が3重に施された大型ディープフリーザー(図A右側)に保管し、 病理撮影装置(図B,C)を用いて肉眼写真を適切に記録に残します。
専用の切り出し台(図A正面)でサンプリングされた手術検体から、 質の良いDNAやRNAを抽出し、ゲノム情報を取得します。
そしてゲノム医療実現のための有用なゲノム研究に供します。
杏雲堂病院は、ホームページを通して患者さんそして国民に向けて、ゲノム情報を用いた新規診断・治療の開発状況を発信して参ります。
杏雲堂病院は、患者さんともども病苦を乗り越えて、日本社会のよりよい医療環境の向上に寄与して参りたいと存じます。
病理診断科科長 兼 病理部長 岩屋啓一