臨床指標(クリニカルインディケーター)
臨床指標について

当院では、患者さんに安心して医療を受けていただくため、診療の内容や結果を数値として示した臨床指標(クリニカル・インディケーター:CI)を公開しています。
これらの指標は、医療の質や安全性の向上に活用するとともに、診療の状況を分かりやすくお伝えし、医療の透明性を確保することを目的としています。
また、本取り組みは、一般社団法人日本病院会が推進する指標に基づくものであり、多くの医療機関において実施されています。
なお、数値は専門的で分かりにくい面もありますが、当院における医療の質や安全性の状況をお示しするために掲載しています。単純な数値の比較ではなく、当院の医療提供の考え方とあわせてご理解ください。
1:延べ外来・入院患者数
当院で診療を行った患者さんの延べ人数です。
地域の医療機関と連携しながら、多くの患者さんの診療を継続的に行っている状況を示しており、当院が地域の中で日常的な医療を担っていることの1つの目安となります。外来・入院の患者数は年度により変動があり、当院の役割や地域の医療体制に応じて診療内容も変化しています。


2:一日平均患者数
1日に診療している患者さんの平均人数です。
当院が日常的にどのくらいの患者さんを診療しているかの目安として掲載しています。


3:病床稼働率
病床がどの程度利用されているかを示す指標です。
当院では急な入院や患者さんの状態変化にも対応できるよう、一定の余裕を持った病床運用に努めており、柔軟に受け入れができる体制の目安として掲載しています。


4:平均在院日数
平均在院日数は、入院から退院までの平均的な期間を示す指標です。
当院では、患者さんの状態に応じて必要な治療を行うとともに、退院後も安心して生活できるよう支援を行っているため、回復や退院準備に時間を要する場合があります。そのため、入院期間は患者さん一人ひとりの状況に応じて異なります。


5:退院後4週間以内の救急医療入院率
退院後4週間以内に、同じ病気で再び入院された割合です。
退院後も安心して療養を続けられるよう、適切な治療や支援が 行われているかを示す指標の一つです。


6:クリニカル・パス使用率
標準的な治療の流れをもとに作成された計画(クリニカルパス)に沿って診療を行うことで、安全で適切な医療の提供につなげています。患者さんの状態に応じて、必要な調整を行いながら診療を進めています。


7:内視鏡検査件数(健康診断・人間ドック除く)
胃や大腸などの内視鏡検査の実施件数です。
消化器疾患の診断や治療を日常的に行っている状況の目安として掲載しています。


8:診療科別主要手術別患者数等
診療科ごとに多く行われている代表的な手術の内容と件数です。当院で行っている主な治療内容の特徴をご理解いただくために掲載しています。
消化器外科
(件数)

消化器外科では、できるだけ身体への負担が少ない腹腔鏡手術を中心に行っています。
創が小さく、術後の痛みが少ないことや、回復が早いといった特長があります。患者さんの状態に応じて、適切な手術方法を選択しています。
婦人科
(件数)

婦人科では、良性・悪性を問わず、腹腔鏡手術などの身体への負担が少ない手術を積極的に行っています。
また、子宮頸部の病変に対しては、将来の妊娠の可能性に配慮した治療(光線力学療法)にも対応しています。
整形外科
(件数)

整形外科では、膝関節の疾患に対する人工関節手術や関節鏡を用いた低侵襲手術などを行っています。
また、専門医との連携による脊椎や股関節の手術にも対応しています。
消化器内科
(件数)

消化器内科では、食道・胃・大腸の早期がんやポリープに対する内視鏡治療を行っています。
また、肝臓がんに対する治療など、さまざまな消化器疾患に対応しています。
乳腺外科
(件数)

乳腺外科では、レディースセンターを中心に複数の診療科が連携し、患者さんの診療にあたっています。
乳腺外科は、検査・診断から手術、薬物療法まで幅広く担当しています。
9:外来化学療法延件数


10:インシデント・アクシデント発生件数
医療現場で発生したヒヤリ・ハット(重大な事故には至らなかった事例)や事故について、職員から報告された件数です。 これらの事例を分析し、再発防止に取り組むための指標として掲載しています。
なお、報告件数は多いほど問題があるというものではなく、事例を共有し改善につなげることで、安心して医療を受けていただけるよう取り組んでいます。


11:入院患者の転倒・転落発生率(1,000人当たり)
入院中に発生した転倒・転落の割合を示す指標です。当院では、スリッパによるつまずきを防ぐため靴の着用を推奨するほか、高齢の患者さんに配慮した薬剤の選択や、多職種による病棟環境の確認を行い、転倒・転落の防止に取り組んでいます。
発生事例は分析し、再発防止と安全な環境整備に活かしています。


12:入院患者の転倒・転落による損傷(3b以上)発生率(1,000人当たり)
入院中の転倒・転落により、一定程度以上のけが(損傷の程度が「3b以上」と評価されたもの)が生じた割合を示す指標です。
重大なけがの発生を防ぐため、患者さんの状態に応じた見守りや環境整備などの対策に取り組んでいます。


13:褥瘡(床ずれ)発生率
入院中に新たに発生した褥瘡(床ずれ)の割合を示す指標です。患者さんの状態に応じたケアを行い、発生予防と早期対応に取り組んでいます。


14:口腔ケア往診件数(医療連携)
東京歯科大学の歯科医師等が、当院に入院中の患者さんに対して行う訪問歯科診療(口腔ケア)の件数です。お口の清潔を保つことは、誤嚥性肺炎の予防などにつながるため、連携して取り組んでいます。


15:65歳以上の患者さんに対する入院早期の栄養状態確認の実施割合
65歳以上の患者さんに対して、入院後早い段階で栄養状態の確認を行った割合です。栄養状態を把握することは、治療の効果や回復の促進につながるため、入院初期から適切な評価に取り組んでいます。



